(備考)
鉱油及び動植物油等の油分の量を表す指標である。
水中に含まれる比較的揮発しにくい炭化水素、炭化水素誘導体、動植物油脂、グリース、
脂肪酸類、エステル類、アミン類、フェノール類、界面活性剤、コロイド状硫黄など ヘキサ
ン抽出物質に含まれる。
シアノ基(CN)を有する有機・無機化合物の総称。
水中のシアンはシアンイオン、シアン化合物、シアン錯化合物として存在する。
微量でも下水浄化微生物や水生生物に障害を与える。
鉛はあらゆる形のものに毒性があり、環境水では慢性中毒によるものが一般的に問題とな
る。主な症状として、体内蓄積(主に骨)に起因し、食欲不振、頭痛、貧血、全身倦怠、便秘、
不妊、流産などがある。また、環境水中の有機物による自浄作用(バクテリアなどによる有
機物の分解)が、0.1~0.5㎎/lの鉛によって抑止されるとの報告もある。
クロムの原子価はⅡ価、Ⅲ価、Ⅵ価を有し、自然界ではⅢ価とⅥ価のみがみられる。
一般にⅥ価化合物は、Ⅲ価化合物に比べて毒性が強い。人に対する影響は主にⅥ価の化
合物に起因し、肝臓・腎臓の障害などが発症する。
メチル水銀、エチル水銀などのアルキル基と水銀が結合した有機水銀化合物。
有機水銀もメチル水銀のような低級アルキル水銀は強い神経毒性を示すのに対して、フェニ
ル水銀のようなアリール水銀は水俣病症状を示さず、無機水銀に近い挙動を示す。
有機塩素系化合物で、金属脱脂剤、溶剤、ドライクリーニングなどに利用され、人に対する
発がん可能性物質として知られ、地下水中に長い時間残留する。個々の動物や食物連鎖
による生態蓄積はないといわれる。
環境中でトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタンなどの分解過程で
二次的に生成するといわれている。発ガン性が認められている。
*チウラム
*シマジン
*ベンゼン
ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD,polychlorinated dibenzo-p-dioxin)の略称で、ダイ
オキシン類対策特別措置法では、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベ
ンゾフラン(PCDF)及びコプラナPCB(Co-PCB)をあわせて、ダイオキシン類と呼んでいる。
ダイオキシン類の異性体の中で特に毒性が強いのは、2,3,7,8-四塩化ジベンゾジオキシン(2,3,7,8-TCDD)であり、慢性毒性として色素沈着等があり、発がん性、催奇形性も高いとい
われる。また、ダイオキシン類は外因性内分泌撹乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)として
疑わしいとして取り上げられている。
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